近年『ノマドワーカー』と呼ばれる自由なスタイルで仕事をする人が増えています。『自由』と聞くと聞こえはよいですが、そのぶん手帳などを使って、自分の時間をしっかりと管理する必要があるでしょう。手帳の選び方とおすすめ手帳を三つ紹介します。
ノマドになったら手帳を変えるべき理由
スマホなどの普及によって『スケジュールアプリ』などが多く公開されるなどスケジュール管理方法も多様化しているなかで、あえてアナログな手帳を持つ必要がある理由とは何でしょうか?
まず、手帳を変えるべき理由を考えていきましょう。
自分ですべてを管理するため
まず、ノマドワーカーになったら『すべてのことに自分1人で対応する』必要が出てきます。
会社員の場合は、その会社として業務が決まっているので、与えられた仕事をこなしていけばよいでしょう。
ノマドワーカーの場合は『どのような仕事か』『どの程度の時間やるのか』『どこで仕事をするのか』などを自分で決めることになります。
また、仕事をしていくなかで契約を結んだクライアントの管理や経費や収入の管理、確定申告の際の税務処理などもすべて自分で責任を負うことになるのです。
このように、さまざまな仕事内容がありますが、作業が多すぎて頭が混乱しないためにも『手帳』を持って、常に自分の状況を把握していく方が仕事もスムーズにできるでしょう。
目標や計画を明確にするため
ノマドワーカーとして長く活躍するためには、現状のままで満足するのではなく『向上心』を持って、目標を立てていく必要があります。
『自分はどうなりたいのか』『どれぐらい稼ぐようになりたいのか』などを明確にイメージするために、手帳を活用するのです。
また、ノマドワーカーになると、収入が不安定になりやすく好不調の波が大きくなりがちです。
それを少しでもやわらげるには、時代に取り残されないように絶えずアンテナを張ることを心がけ、気づいたことはすぐ手帳に書き込むとよいでしょう。
自由な時間が多いため
誰かにやることを指示されてこなしていくことに慣れている人に特に当てはまることですが、急にたくさん多くの時間を与えられると逆に何をしたらよいのかわからなくなるケースがあります。
ノマドワーカーになると、会社員時代からは考えられないほど『自由な時間』が増えるので、その自由な時間をどのように使ったらいいのかわからずに戸惑ってしまうかもしれません。
そうならないためにも、手帳を使って1日の予定を立てましょう。
何時に起きるか・何時から仕事を始めるか・何時まで働くのか・勉強や読書の時間はどのくらいかなど基本的な予定を決めておくと、1日何もせずにダラダラ過ごすことはなくなります。
ノマドワーカーにとって、時間は宝です。1日1日を大切に過ごしましょう。
ノマドワーカーの手帳の選び方
ノマドワーカーにとって手帳は必需品であることは、おわかりいただけたのではないでしょうか。次は、ノマドワーカーならではの手帳の選び方を解説します。
タスク管理はアナログな手帳がやりやすい
ノマドワーカーになると、さまざまな業務があります。
実働時間だけではなく、何時にクライアントに会うのか・このクライアントの仕事の納期はいつかなどクライアント別に細かくスケジュール管理が必要です。
そのようなときには、デジタル媒体よりもアナログな手帳の方が便利でしょう。
バーチカルタイプで楽々スケジュール管理
一言で手帳と言っても『マンスリー』や『ウィークリー』など、さまざまなタイプがありますが、ノマドワーカーに特におすすめなのが、時間単位で書き込める『バーチカルタイプ』です。
『何時何分から、どこで何をするか』が一目でわかるので、1日の仕事量の目安もわかりやすく、将来の事業計画も立てやすくなるでしょう。
メモできる余白が多い
手帳の中には『余白の多いタイプ』も増えています。なかには『丸1ページ自由に書けるスペース』が設けられているものもあるのです。
ノマドワーカーに適した手帳は、このような余白の多い手帳です。
『今日は何の日』などの雑学的な一言でスペースが埋まっているものもありますが、このような手帳はノマドワーカーにはおすすめできません。
余白の多い手帳には、今日の予定などはもちろん、今日仕事をしているときに気がついことや、学んだ点などを書き込めます。
また、将来のビジョンなども書き込むと、自分のモチベーション維持にも役立つでしょう。
紙質も重要
ノマドワーカーにとってたくさん書き込むであろう手帳は、やはり書いていて『ストレスの少ないデザイン』を選びましょう。
特に『紙質』は重要なポイントで、書きづらい紙質の手帳を使うと毎回少しずつストレスが蓄積するので、書くことが億劫になってしまうかもしれません。
おすすめの紙質は『比較的厚めの紙で作られていてツルツルしているもの』です。
ある程度厚さがあるとペン先がひっかかりにくくなり、ツルツルした手触りによってなめらかな書き心地になるからです。
『どのような紙質のものが書きやすいか』は個人差もあるので、手帳を買う前に紙質をよく吟味して購入するようにしましょう。
ノマドワーカーにおすすめの手帳 3選
ここからは、いよいよおすすめの手帳の紹介をしていきます。
ほぼ日手帳カズン
『ほぼ日手帳』は発売されて以来、多くの人に愛されてきた大ヒット手帳です。
そのシリーズの一つである『カズン』は、年間カレンダー・インデックスをはじめ月間・週間カレンダー・1日ページと多仕様の手帳になっています。
最初に『Turning the page to a new year』という場所から書き込みましょう。ここに使い始めるにあたっての抱負や目標、今までを振り返るための記録などを書けます。
これを書き終われば、あとは自由に予定を書き込んだり、クライアントとの会話の内容をメモしたり、明細を貼ったりしてみましょう。
- 商品名:手帳本体 カズン(1月はじまり)
- 価格:3780円(税込)
- ほぼ日手帳 2019:商品ページ
MARK’S EDiT
『MARK’S(マークス)』の『EDiT』も、ほぼ日手帳と並ぶ人気の手帳です。
1日1ページのスペースが設けられており、マンスリーカレンダー・月間プランニングページなどこの1冊で予定のすべてが把握できるようになっています。
サイズは『B6変形タイプ』と『A5正寸サイズ』の2種類があるので使いやすい方を自由に選べます。また、カバーデザインも豊富な品ぞろえなので、好みのデザインがきっと見つかるでしょう。
ほぼ日手帳との違いは、祝日や『今日の名言』のような一言コーナーがない点です。全体的にシンプルな作りになっているので、無駄のないデザインを好む人に最適でしょう。
- 商品名:EDiT 1日1ページ 2019年1月始まり B6変型 スープル
- 価格:3672円(税込)
- MARK’S:商品ページ
海外ノマドにおすすめ MARK’S GLOBE
ノマドワーカーの中には、日本のみならず海外でも活躍する人も増えてきました。そんな海外ノマドにおすすめなのが『MARK’S GLOBE』です。
この手帳の表紙には、海外で活躍しているノマドにもぴったりな美しい世界地図が描かれています。
中身はマンスリーカレンダーと週間バーチカルタイプの予定表があり、細かく予定を立てるのに最適です。
見開きページの終わりには、週間計画を書き込める欄もあるので、今週にやるべきことが一目でわかるようになっています。
また、予定表は『英・仏・伊・西・独の5カ国語表記』が特徴です。さらに『日・英・米・仏・西・伊・独・中国・韓国・香港の祝日』もすぐにわかるようになっているので、どこへ行ってもその場所の『今』を認識できるでしょう。
- 商品名:ウィークリー・バーチカル 2018年10月始まり B6変型 グローブ
- 価格:1728円(税込)
- MARK’S:商品ページ
まとめ
ノマドワーカーに手帳が必要な理由と、おすすめの手帳を紹介しました。ノマドワーカーは一見『好きな仕事を自由なスタイルでしている人』という印象を受けるかもしれません。
しかし、ひとたび仕事が減るとたちまち死活問題になってしまう厳しい側面を持ちあわせた働き方になっています。
本当は厳しいノマドの世界を生き抜くためのツールとして、ぜひ手帳を持って自己管理能力を高めてみましょう。