ノマドワーカーは自由を求める女性におすすめ。働き方や必需品を紹介

カフェ・図書館・公園・自宅など、さまざまな場所で自在に働けるノマドワーカーは女性に向いているワークスタイルです。ノマドワーカーの仕事場や必需品、向いている人や職種について紹介します。今後の働き方を考えるうえで選択肢の一つにしましょう。

ノマドワーカーという働き方

遊牧民という意味の英語『ノマド』がその名に含まる『ノマドワーカー』とはどのような働き方を指しているのでしょうか？

ノマドワーカーについての基礎的な知識や、フリーランスやコワーキングとの違いを解説します。

ノマドワーカーとは

移動しながら生活する遊牧民のように『場所にとらわれず、いろいろな場所で仕事をする働き方』をノマドワーカーと言います。

インターネット環境とパソコンがあれば、ノマドワーカーにとってどこでも仕事場です。カフェや図書館はもちろん、海辺やキャンプ場でも仕事ができます。

その日の気分や予定・天気などに合わせて、自由自在に仕事場を変えられるのです。

フリーランスやコワーキングとの違い

自由な働き方というと『フリーランス』や『コワーキング』もありますが、これらは『ノマドワーカー』とは別の考え方です。

フリーランスは『企業に雇われずに仕事をする働き方』を言います。そのため『正社員でありながらフリーランス』という雇用形態はありません。

ノマドワーカーは自由な場所で仕事をする働き方なので、企業に雇われているかどうかは特に問いません。『フリーランスかつノマドワーカー』という人もいます。

コワーキングは独立して働きながらも、参加者どうしのつながりが持てる働き方です。

『コワーキングスペース』と呼ばれる『空いているところを自由に使えるタイプ』のワーキングスペースを利用する人が多くいます。

なかには、ノマドワーカーとしてコワーキングを実践している人もいるでしょう。

ノマドワーカーが女性に向いている理由

女性にはノマドワーカーが向いています。自由な場所で働けるスタイルが、結婚や出産・子育て中の仕事との両立を可能にするのです。女性がノマドワーカーとして働くべき理由を解説します。

寿退社という概念がない

ノマドワーカーには『寿退社』がありません。そのため、結婚しても働き続けられます。「結婚したら寿退社が当たり前」といった周囲のプレッシャーを受ける心配もありません。

出社する必要がないので、結婚にともない転居したとしても大丈夫です。家事や育児にも力を注ぎたいなら、自宅を仕事場にしつつ日常生活に関することも同時にこなせます。

仕事のペースも自分の裁量次第です。結婚して新しい生活に慣れるまでは、仕事量をセーブして家事に専念する働き方もできるでしょう。

妊娠子育て中でも仕事と両立ができる

妊娠・出産・子育てのタイミングにも、ノマドワーカーは自在に対応できます。

仕事のペースを自分で決められるので「妊娠初期のつわりが重い時期は仕事量を減らす」などの調整が可能です。体調が整って働けるようになってから仕事量を増やすとよいでしょう。

働く時間も自由に選べるノマドワーカーは『勤務時間』が決まっていません。そのため、赤ちゃんの夜泣きで眠れなかったなら『午前中はしっかり寝て午後から働く』こともできます。

子どもの保育園や幼稚園、学校などの『行事に合わせて休む』ことも可能です。「有給が残っているけど周りを気にして休めない」と悩む必要はありません。

また、『急な子どもの発熱』などの事態にも、仕事を休んで看病できます。どのようなイレギュラーな状況でも、調整次第で仕事と両立していけるのが魅力です。

人間関係のストレスが軽減される

ノマドワーカーになると、仕事は基本的に1人で作業します。そのため、自分のやりやすい自由な方法ですすめられるでしょう。

職場の人間関係に悩まされることもありません。嫌いな上司にストレスを感じたり、同僚や部下ともめたりすることがないのです。

もちろん、パワハラやセクハラ・職場いじめ、といったことに巻き込まれるリスクもまったくありません。

ノマドワーカーの仕事場と必需品

自由に好きな場所で働けるノマドワーカーですが、具体的にどのような場所で仕事をしているのでしょうか。ノマドワーカーの仕事場と、仕事の必需品を紹介します。

ノマドワーカーはどんな場所で仕事するの？

仕事場所を限定しないノマドワーカーは、どのような場所でも仕事ができます。自分の1番好きな場所で、リラックスしながら働けるのです。

ノマドワーカーの仕事場というと、カフェのイメージが強いかもしれません。

しかし、ほかにもファミレス・インターネットカフェ・図書館・レンタルオフィスなどがワーキングスペースとしてよく利用されています。

また、『移動中に仕事をすることも可能』なので、電車・新幹線・飛行機なども仕事場として活用できるでしょう。

アウトドアが好きなら、屋外を仕事場にすることもできます。公園やキャンプ場・浜辺・川原などでも働けるのです。

ネット環境と電源はノマドワーカーの命

自由な場所で働けるノマドワーカーですが、『インターネット環境と電源』の確保は必須です。パソコンで仕事をすることが多いので、この二つさえあれば、いつでもどこでも仕事ができます。

ただし、なんらかの理由で、インターネットと電源が使えない状況に陥ると、どこにいても仕事ができない点には注意しましょう。

急な停電や機械の故障があると、納品直前のデータが全部消えてしまうと場合もあるかもしれません。『マメなバックアップ』や『予備バッテリーの用意』で、緊急事態に備えることが大切です。

女性ノマドワーカーのバッグの中身

ノマドワーカーは仕事に出かけるとき、どのようなものを持っていくのでしょうか。女性ノマドワーカーの持ち物を参考に紹介します。

欠かせないのは、ノートパソコン・タブレット・スマホなどの『通信端末』です。仕事の連絡はもちろん、作業や調べものなど仕事のあらゆる面で使います。

充電が切れたときのために、予備バッテリーも必需品です。インターネット環境のないお店や屋外でも作業ができるようにポケットWi-Fiも持ち歩きましょう。

また、ボールペン・メモ帳・付箋などの文房具や、スケジュール管理のための手帳もあると便利なアイテムです。

ノマドワーカー向きの人や職種

自由な働き方に憧れていても、誰もがノマドワーカーに向いているわけではありません。ノマドワーカーに向いている人や職種があるのです。

自己管理能力や責任能力のある人

ノマドワーカーは自由な働き方が認められていますが『定められた期日までに仕事を仕上げること』が求められます。

そのため、責任を持って自己管理に努め、必ず締め切りに間に合うように作業することが必要です。

フリーランスはもちろん、会社員でノマドワーカーをしている人も同じことが言えるでしょう。自由に働ける反面、自己管理能力や責任能力が問われる仕事です。

クリエイティブ系やコンサル系の職種

職種によっても、ノマドワーカーの向き不向きがあります。向いているのは『裁量が大きな仕事』や『個人の能力によって遂行される仕事』です。

具体的には、コンサルタント・プログラマー・デザイナー・ライターなどがあります。『フリーランスで働く人が多い職種』が、ノマドワーカーにも向いていると言えるでしょう。

まとめ

好きな場所で自由に働けるノマドワーカーは、女性の働き方にぴったりです。結婚・妊娠・出産・子育てといったライフステージの変化に応じて、自在に働き方を変えられます。

ただし、能力や職種によって向き不向きがある点に注意しましょう。責任能力と自己管理能力が高く、裁量の大きな職種で働いている人に向いています。

これからの働き方の一つとして、ノマドワーカーを検討してみてはいかがでしょうか。