ブログを閲覧すると、多くの場合バナー広告が貼られています。「ブログで稼ごう」と考えている場合、誰しも活用する広告です。ブログバナーで収入を得る仕組みを理解すれば、効率な運営が可能になるでしょう。収入を得る方法やサービスを解説します。
ブログのバナー広告と収入
ブログでは必ずと言ってもよいほど『バナー広告』が貼られています。バナー広告からどのように収入を得ていくのか、仕組みを解説しましょう。
ブログバナーで収入を得る方法と仕組み
ブログバナーで収入を得るためは『アフィリエイト』をしましょう。バナー広告で表示した商品やサービスについて、ブログ読者が購入すると報酬が入ってきます。
商品やサービスを紹介してバナー広告を貼り付ける方法は『ブログを使って代理営業をしている』と考えるとわかりやすいでしょう。
アフィリエイトの中には、広告を掲載してクリックされただけで報酬が入るサービスもあります。
いずれにしても、ブログバナーを利用すれば『広告収入』を得られるようになるでしょう。広告収入を得るためには、ブログにある程度のアクセスが必要です。
アクセス数と収入の目安
ブログバナーを利用して稼ぐためには『ブログのアクセス数』がポイントです。アクセスとは『ブログ訪問者の数』を意味します。
一方の『PV(ページビュー)』は『ブログでページがどれだけ閲覧されたか』を示す値で、ブログ読者が1ページ閲覧すると1PV、1人のブログ読者でも10ページ閲覧すると10PVとしてカウントされるのが特徴です。
広告収入を得るためには『PV数』を目安にするとわかりやすくなります。
大まかな目安は以下の通りです。
- 月間3000PV未満:ほぼなし
- 月間3000PV以上:数千円
- 月間1万PV以上:数千~1万円前後
- 月間3万PV以上:2万円前後
- 月間10万PV以上:10万円前後
- 月間30万PV以上:10~30万円
- 月間100万PV:50~100万円
- 月間300万PV:100~数百万円
(※収入額は月収を指す)
ブログに掲載する広告の種類や紹介する商品によってPV数に対する報酬は異なります。あくまでも目安として上記を参考にしましょう。
ブログバナー広告のメリット
ブログバナーを利用して稼ぐことは多くのメリットがあります。まずは『収入が自動化する』ことです。
ブログのアクセスやPVが軌道に乗るまでは思うように稼げません。しかし、アクセスを多く集めてPVが伸びると放っておいても収入が発生し続けるでしょう。
副業でブログを運営しているなら『本業以外の収入』を作ることにもなります。お小遣いが増えたり、将来のための貯蓄ができたりするメリットが生まれるでしょう。
ブログは数あるビジネスの中でも『ローリスクで取り組めるもの』の筆頭です。初期費用に数万円程度と月々の費用に数千円が必要になる程度です。
店舗を構えると初期費用だけで数百万円かかるのに加えて、失敗したときの損失は非常に大きくなるでしょう。しかし、ブログなら損益を出すリスクがほとんどありません。
ブログバナー広告のデメリット
ブログバナーを利用して稼ぐことにはデメリットもあります。主なものは『いきなり収入ゼロになるリスク』です。
ブログやサーバーを一つにしていると、その可能性がより高まるでしょう。仮にサーバーの不具合などによって稼働しなくなれば、ブログがストップして収入も途絶えてしまいます。
ただし、初心者が複数のブログを運営するのは非効率的です。一つのブログが軌道に乗ったら次に移る方法でも構いません。できるだけ『リスクを分散させること』が大切です。
また、『収入になるまで時間がかかる』のも難点でしょう。実際に収入を得る前に辞めてしまうブロガーが大半です。『継続できるか』がカギになります。
アフィリエイトの概要と始め方
ブログバナーを利用する稼ぎ方には『アフィリエイト』があります。トップブロガーでも選択する方法なので、しっかりと理解しましょう。
アフィリエイトとは
アフィリエイトは、企業の商品やサービスをブログで紹介して販売する方法です。まず、企業が『アフィリエイトサービス会社(ASP)』に広告掲載の依頼をします。
ASPに登録しているブロガーは、好みの広告を選んで自分のブログに貼り付けることが可能です。ブログ訪問者が広告から商品を購入すると、報酬を得られます。
ASPに登録
アフィリエイトをするには『ASPへの登録』が必要です。さまざまなASPがあり、それぞれ特徴や強みも異なります。以下がASPの一部です。
- A8.net:ASP最大手
- afb(アフィリエイトB):満足度の高いASP
- バリューコマース:独占案件が豊富なASP
- アクセストレード:通信系案件に強いASP
- もしもアフィリエイト:アマゾンや楽天の物販に強いASP
以上の5社は特徴や強みが異なるので、すべて登録しておきたいASPです。紹介したい商品によって使い分けてみましょう。
Googleアドセンスの概要と始め方
アフィリエイトと同様で、ぜひ挑戦して欲しいのが『Googleアドセンス』です。ブログにバナー広告を掲載する点ではアフィリエイトと同様の仕組みですが、収入になる基準が違います。
Googleアドセンスとは
Googleアドセンスは『バナー広告がクリックされる』と数円から数十円の報酬になる仕組みです。アフィリエイトのように、商品を紹介しなくても収入につなげられます。
アクセスを集めてPVを伸ばすことで収入も相乗的に増えるので、ブログ初心者でも比較的簡単に稼げるでしょう。
バナー広告は検索者の傾向から自動配信されるため、ブログ運営者に必要なのは『広告表示を設定する』作業のみです。
ただし、Googleアドセンスを利用するには事前に申請をして『審査』に合格する必要があります。まずは、自分のブログの記事をある程度充実させるところから始めましょう。
申請とコードの取得
Googleアドセンスに申請するには『Googleアカウント』が必要です。また、Googleアカウントを作って申請しても、ブログ開設の直後の場合、審査に合格する可能性は低くなります。
大きな理由としては、審査をする『Google』がブログの詳細がどのようなものか判断できないからです。
そのため、ブログ開設後『20〜30記事くらい更新してから』申請しましょう。申請すると2週間ほどで結果がわかります。
Googleアドセンスの審査に合格すると広告コードの取得が可能になります。コードが取得できたらブログの記事内などに貼り付けましょう。
オンライン ビジネス – ウェブサイトの収益化 | Google AdSense – Google
fluctの概要と始め方
Googleアドセンスのように広告配信をするサービスに『fluct(フラクト)』があります。Googleアドセンス以外からの収入も得たいときには、検討したいサービスです。
fluctとは
fluctは、さまざまなバナー広告を『検索者ごとに自動配信する』仕組みになっています。Googleアドセンスと併用することで収益化につなげられる可能性が高まるでしょう。
Googleアドセンスは自動配信のため、個人の裁量で広告を掲載できません。そのため、アクセスが少ない時期は報酬も否応なく減るでしょう。
そのようなときにfluctを併用していれば、収入が一気に落ちる事態を防げます。また、万が一アカウント停止になったときの備えとしてfluctを活用しているブロガーも多いでしょう。
fluctを利用するにはGoogleアドセンスと同様に、事前の審査があります。広告コードの発行や管理画面にアクセスする際に担当者とやり取りが必要です。
Webサイトから申込
fluctの利用には審査があるので、まずはWebサイトから申込みを行います。申込みはメールアドレスなど最低限の情報を入力する『仮申込み』からのスタートです。
仮申込みが済むとメールが届きます。メール内容の指示に従って、サイト名や月間PVなど詳細内容を返信しましょう。
返信すると数日後には審査結果がメールで通知されます。合格して契約内容に承諾すると、広告タグが利用できるようになる流れです。
まとめ
ブログで稼ぐにはバナー広告を貼り付けて収入につなげていきます。ブログバナーにはアフィリエイトやGoogleアドセンス、fluctなどがあります。
それぞれの特徴を理解して収入を得られるブログ作りを目指しましょう。