ブログで収入を得るためには、広告ツールを使います。広告ツールは大きく分けて2種類あり、稼ぐ仕組みも異なります。どのような広告ツールがあるのかを含め、メリットやデメリット、稼ぐ仕組みをわかりやすく解説します。選ぶ際の参考にしましょう。
ブログで収入を得る仕組みを理解しよう
はじめに、ブログで収入を得る仕組みを理解しましょう。
広告収入を得るにはPVアップがポイント
インターネット上には、収入を得ることを目的とした多くのブログが存在していますが、その収入源はブログによってさまざまです。
しかし、共通する目的は『アクセスを増やしてPVをアップさせること』です。
アクセスは『ブログに訪問してくれる読者の数』を意味します。街角にあるお店でも、お客さんが来てくれなければ売り上げにつながらないのと一緒で、ブログにもアクセスがなければ収入にはつながりません。
さらに、ブログに訪れた読者が、1ページだけではなく、2ページ・3ページと多くの記事を読んでくれることが収入アップに直結します。
どれだけブログのページが読まれたかは『PV(ピーブイ)』と言います。稼ぐにはアクセスだけではなくPVも増やしていくことが大切です。
お店に訪れたお客さんが商品を一つ買うだけではなく、複数買ってくれると、売り上げの向上につながる仕組みと同じと考えるとイメージしやすいかもしれません。
ブログで稼ぐには『PVをどのように増やすか』を念頭に入れて運営する必要があります。
広告ツールを利用して収益を上げる
ブログのPV数をアップさせることで、収益につながりますが、稼ぐときには『広告ツール』の利用が必要です。
ジャンルによって広告料は変わる
広告を使って稼ぐにも、貼り付ける広告のジャンルによって報酬は異なります。一般的には『消費者にとって悩みが深くお金を多く落としていく分野』の広告料は高くなる傾向です。
一方で、日用品などの消耗品や、悩みの度合いが低いジャンルの商品は、広告料が低く設定されています。
ブログで稼ぐには、闇雲に商品を紹介するのではなく『商品選び』も収入の増減に影響する点を念頭におきましょう。
ブログで稼ぐための広告ツールの種類
ここからは、ブログで稼ぐための広告ツールを具体的に紹介します。広告ツールは、おもにこれから取り上げる二つの種類が主流です。
成果報酬型の広告
『成果報酬型の広告』は、ブログに貼り付けてある広告を読者がクリックし、その後、商品やサービスを購入したら報酬となるものです。
『アフィリエイト』と呼ばれ、紹介できる商品はたくさんあります。広告を掲載するには『アフィリエイトサービス会社(ASP)』への登録が必要です。
アフィリエイトサービス会社の利用以外でも『楽天市場』や『アマゾン』などのショッピングモールで販売されている商品について、広告の掲載ができるサービスもあります。
メリット・デメリット
成果報酬型の広告のメリットとして『得られる報酬が高い』点があります。
先に触れたような消費者にとって悩みの深いジャンルであれば、1件の成約で数千円から1万円以上の報酬になるケースもあります。
ブログで稼ぐには、PVを増やすことが大切ですが、購買意欲が高いキーワードであれば、少ないPVで稼げる可能性もあります。
また、楽天市場やアマゾンなどで販売されている商品なら、『報酬額は少ないものの常に売れるようなもの』や『自分が購入したもの』を紹介すると、稼ぎやすい特徴があります。
一方で、デメリットは『報酬になるまでのハードルが高い』点です。広告を掲載するだけ・クリックされるだけでは成果として認められず、読者から購入してもらわないと報酬にはなりません。
読者から商品やサービスを購入してもらえるような記事作りや、ブログ運営を心がける必要があるでしょう。
クリック報酬型の広告
『クリック報酬型の広告』は、ブログに広告を貼り付けた後、読者から『クリックされるだけ』で報酬になります。
成果報酬型とは違い、『クリックされるだけ』で報酬になるので、初心者のブログ運営では特に取り入れたい広告の種類でしょう。
メリット・デメリット
クリック報酬型の広告のメリットは『報酬になりやすいこと』です。商品やサービスを紹介する記事ではなくても報酬になる可能性があるので、稼げる幅が広いのが特徴になります。
デメリットは『1クリックの報酬単価が低いこと』です。クリック報酬型の広告を提供している会社はいろいろとありますが、報酬が高くても1クリック数円から数十円程度です。
クリック報酬型の広告だけを使って稼ごうとすると、莫大なアクセスが必要になります。成果報酬型の広告と組み合わせることが効果的な稼ぎ方と言えるでしょう。
収益性の高いおすすめの広告ツール
成果報酬型・クリック報酬型について紹介しましたが、具体的にどのような広告ツールがあるのかを解説します。
グーグルアドセンス
クリック報酬型で有名な広告は『グーグルアドセンス』です。1クリックで数円から数十円程度の収入になります。
いろいろなブログを見ていくと『スポンサードリンク』と書かれた下に広告が貼られている場合があります。それがグーグルアドセンスです。
グーグルアドセンスは、誰もが簡単に利用を始められるものではなく、あらかじめ『グーグル』に申請して、審査に合格すると貼り付けられるようになります。
グーグルアドセンスの審査を受けるにあたり、自分のブログの内容がわかるように20〜30本程度の良質な記事を入れておきましょう。審査をする際の判断材料になるためです。
グーグルアドセンスを利用するときには、アダルトコンテンツはNGとなっています。アダルトコンテンツでは、審査に通過できないでしょう。
また、審査に合格した後でも、アダルトコンテンツにグーグルアドセンスを貼り付けると『アカウントの凍結』になるので注意が必要です。
オンライン ビジネス – ウェブサイトの収益化 | Google AdSense – Google
成果報酬型なら大手のA8.net
成果報酬型の広告を利用するなら、アフィリエイトサービス会社でも大手の『A8.net』に登録しておきましょう。多くのブロガーが利用している会社です。
A8.netへの登録は数分で完了し、その後すぐに広告の利用が可能です。一部の広告は審査が必要ですが、非常に多くのジャンルがあるのが特徴です。
アフィリエイトサービス会社は、A8.net以外にも多数あります。それぞれに特徴や取り扱い分野の強みが異なります。ブログを運営して広告の利用に慣れてきたら、他社も検討してみましょう。
初心者であれば『アマゾンアソシエイト』もおすすめです。アマゾンの利用者は多くいますし、ブログで紹介しても読者は安心して購入できます。
アフィリエイトサービス会社が提供する広告より、報酬額は少ないものの、初心者でも取り組みやすいと言えるでしょう。
ブログで稼ぐ仕組みを作り出そう
成果報酬型・クリック報酬型の広告をうまく併用していくことで、ブログでうまく稼げるようになります。
ブログは1度稼げる仕組みを作れば『不労所得』になります。定期的にメンテナンスをすれば、あとは自動的に稼いでくれるのです。
読者に有益な記事で上位表示が続くようであれば、アクセスも安定して継続的な収入につなげられます。
アクセスが集まる記事が出てきたら、関連する記事を増やしていくことで、収入アップも効率的にできるでしょう。
広告収入はほぼ利益
ブログ運営は、有料ブログの場合、初期費用として約1万円、その後は月々数千円程度で維持することが可能です。パソコンを持っていない人でも数万円あれば始められます。
飲食店や洋服屋などは、お店を構えるために何百万も用意して、さらに商品を仕入れたあとに販売します。家賃などの固定費もブログ運営よりも膨大なものになるでしょう。
その点、ブログは費用をおさえたビジネスが可能なので、広告収入がほぼ利益になります。
ブログ運営は原価がかからない商売のため、真面目にコツコツと継続していけば、赤字で倒産する心配もありません。もちろん、副業としても稼げるビジネスです。
インターネットの普及からライバルはたくさんいますが、手軽に始められて大きな収入を得るには、おすすめのビジネスと言えます。
まとめ
ブログで稼ぐには、広告ツールの利用が必要です。広告ツールには、成果報酬型とクリック報酬型があります。どちらの広告も利用すれば、収入アップにつなげることが可能です。
しかし、PVアップを目指さなければブログで稼ぐのは難しくなります。良質な記事を積みあげて、PVを向上させていきましょう。
一度稼げるブログになれば、不労所得のように継続した収入になるでしょう。