ネット起業

ネット起業に資金はどのくらい必要?主な資金調達方法とは

起業というと多くの資金が必要なイメージがありますが、アフィリエイトやクラウドソーシングなどのネット起業の場合は、資金が少額でもスタートできます。始める前に、起業に必要な費用の内訳や、資金の調達方法を確認しておきましょう。

ネット起業の基礎知識

インターネットを使ったネット起業にはさまざまな形態があります。個人でも気軽に始められる起業例を挙げながら、必要な費用や資金の集め方などの基本を確認していきましょう。

ネット起業とは

ネット起業とは、ネット上で完結するビジネス全般を指します。パソコン1つあればいつでも・どこでも・誰でも始められるのが特徴です。店舗を持つ雑貨店がネット通販を開始することは、ネット起業ではなく『ネットの活用』にあたります。

 

『ネット起業』とは、仕入れから販売までの全プロセスをネット上で完結させる意味合いが強いといえるでしょう。物の売買にとどまらず、情報の発信やコンテンツの作成、広告掲載、投資など、ありとあらゆるものがネットビジネスの対象です。

ネット起業の魅力

ネット起業に必要なものは、パソコンとインターネットがつながる環境です。一般的な会社起業に比べて初期投資が少なくても済むことや、場所や時間を選ばず自分のペースで仕事ができるのが最大のメリットでしょう。

 

たとえば、広告主から謝礼を受け取る『アフィリエイト』など、比較的取り組みやすいネットビジネスを選べば、本業のかたわらプラスアルファの収入が得られます。

 

場合によっては、世界中の人がビジネスパートナーやクライアントになるため、自分の世界がどんどん拡大していくでしょう。人々や時代のニーズに柔軟に対応することで、安定した大きな収入が得られる可能性を秘めています。

ネットでの主な起業例

ネット起業の種類は多岐にわたります。代表的なものに『ネットショップ』がありますが、在庫を持たずにできるビジネスも少なくありません。

 

ネット起業を考えている人は、自分のスキルやライフスタイルに合った仕事のタイプを知るところから始めましょう。ここではパソコン1台でできる代表的な起業例を紹介します。

アフィリエイト

自分のHPやブログなどに他社の広告を掲載し、広告へのアクセス数や商品購入数に応じて謝礼が支払われる仕組みです。

 

成功報酬型なので必ず収入が得られるわけではありませんが、高いアクセス数がキープできれば、不労収入につながる可能性があります。自分で商品やサービスを持つ必要がないため、初期費用をかけずに始められるのも魅力でしょう。

 

アフィリエイトを行うには『ASP』(アプリケーション・サービス・プロバイダ)という仲介業者への登録が必要で、登録後は、多くの候補の中から『自分が売りたい商品』を選定できます。

 

報酬単価の高いものを選んだり、ブログ・HPを訪問するユーザー層に合わせたりと、綿密な戦略を立てるのが成功のカギです。

クラウドソーシング

クラウド(crowd)は『群衆』、ソーシング(sourcing)は『業務委託』を意味します。

 

ネットを介して、不特定多数の人から仕事を請け負う『サービス販売労働型ビジネス』を指し、「物の売買は苦手」「自分のスキルや能力を生かしたい」という人などに支持されています。

 

起業というより、フリーランス的な要素が強いため「楽して大きな収益を得るビジネス」ではありません。しかし、初期投資やリスクが少なく、スキルさえあれば、誰でも挑戦できるのがメリットでしょう。

 

たとえば、アプリ開発・HP作成・ライティング・翻訳・写真撮影・ロゴデザインなどです。『クラウドワークス』や『ランサーズ』などの仲介サイトに登録すると、自分にマッチした案件が見つかります。

ドロップシッピング

ネットショップの一形態ですが、自分で在庫を持たず、注文が入った時点でメーカーや卸売り業者から商品を発送してもらう仕組みです。

 

自分で設定した販売価格と卸値の差額が収入になるので、市場をリサーチして商品に見合った『売れる価格』をつけることが成功のポイントになるでしょう。

 

ドロップシッピングを始めるには、商品を扱う『ドロップシッピングのサイト』に登録をし、販売する商品を選定します。WEB上で自分のネットショップを制作し、管理・運営をするスキルも必要です。

自己資金はいくら必要なのか

ネット起業が多くの人に受け入れられる理由の1つが『開始時の自己資金が少なくて済む』ことです。

 

同じネットショップでも、在庫を持つのと持たないのとでは初期費用が大きく変わってきますが、ここでは多くのネット起業に共通する基本的な費用について解説します。

主な費用

ネット起業では基本的に以下の費用がかかります。

 

  • 場所代
  • PC
  • 光熱費
  • インターネットケーブル・光・電話回線などの通信費
  • HPやブログの制作費
  • ドメイン・サーバー費

 

スマホでネット起業ができないわけではありませんが、ごく簡単な作業に限られてしまいます。情報発信など、コンテンツを作るビジネスにおいては、PCは必須といえるでしょう。

 

この他に、ノウハウや知識を得るための自己投資や、仕事の効率化を図る有料ツールへの投資も考えておくと安心です。

資金ゼロでも起業はできる

現在の法律において、1円以上の自己資金があれば『法人企業』の設立は可能です。

 

しかし、資本金の多さは会社の信用度を測るバロメーターになるため、自己資金1円で法人を作るのはあまり好ましくないでしょう。定款の認証や印紙、登録免許税など、会社設立に伴う手続きにもお金がかかります。

 

一方で、『個人事業主』の場合は登記が不要なので、開業資金ゼロでもそれほど問題はありません。税務署に開業届けを提出するだけで、すぐに業務をスタートできます。

一般的な目安

サーバーレンタル代は、月額500~1500円、ドメイン取得費用(1年間)は1000~3000円ほどが相場です。

 

HPやブログの制作費用は、ページ数や内容によって大きな差がありますが、少なくとも3万〜20万円ほどを見ておきましょう。費用を抑えたい人は、無料のテンプレートなどを利用して、自分でHPやブログを作成する手もあります。

 

自宅で作業を行うのであれば『場所代=家賃』になるでしょう。工事費込みの高速インターネット回線は、月額3500~5000円ほどが相場です。

資金調達の主な方法

最初は資金ゼロで起業したとしても、事業が拡大するにつれて、まとまったお金が必要になってくるかもしれません。自己資金だけで賄いきれない部分は、以下のような方法で資金を調達するのもよいでしょう。

融資などによる借入

小さな個人事業主にとって大手銀行からの借入はハードルが高いかもしれません。しかし、地方銀行や信用金庫、国が100%出資する日本政策金融公庫などに相談すると、よい返事がもらえる可能性があります。

 

また、『創業支援ローン』がある金融機関を探すのもおすすめです。

助成金の利用

『助成金』とは、国や自治体から交付されるお金で、労働環境の改善や高齢者の安定雇用など、国の施策に合わせた活動をしている企業が対象となります。

 

原則的に返却義務はなく、各省庁や自治体によって、要件・内容・金額は異なります。メリットの大きい助成金は応募が殺到し、申請が受理されるハードルはやや高めです。

 

運よく申請が受理されたとしても、すぐに資金が受け取れるわけではないため、中・長期的な計画を立てておく必要があります。

クラウドファンディングの利用

クラウドファンディングはインターネットなどを通して、不特定多数の人に財源の提供を呼びかける方法です。魅力のあるプロジェクトなら、莫大な資金が集まる可能性があるでしょう。

 

プロジェクトの商品やサービスを見返りとする『購入型』、金銭的リターンを伴う『投資型』、支援者がお金を寄付する『寄附型』などに大別されます。

まとめ

ネット起業は、パソコンとネットができる環境が整えば、自己資金がほとんどなくてもスタートできます。アフィリエイトやドロップシッピングは、アクセス数を上げる仕組みづくりが重要なので、知識やノウハウを仕入れる自己投資を惜しまないようにしましょう。

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