ブログで稼ぐときの新しい方法として、個人スポンサーが広まってきています。企業からスポンサーとして資金提供を受けるのではなく『個人が個人を支援する』新しい形態です。注意点も参考にしながら、ブログの収入源としてスポンサーを検討してみましょう。
ブログで収入を得る主な方法
収入を得る目的でブログ運営するためには、稼ぐための仕組みを導入すると効率的です。ブログ収入の代表的なものを紹介します。
アドネットワーク
クリック保証型の広告を『アドネットワーク』と言います。
たくさんある広告の中から『ブログの内容』や『ユーザーがクリックする傾向』に合わせて、最適なものが『自動表示』される仕組みです。
代表的なアドネットワークに『Googleアドセンス』があります。ほかのアドネットワークと比べて、広告の数が多く単価も高いのが魅力です。
Googleアドセンスを利用するには、事前の申請時に実施される『審査』に通過する必要があります。審査に通過しやすくなるように、ブログの内容を充実させましょう。
具体的には、下記のように整えます。
- 独自ドメインでのブログで申請する
- ブログに問い合わせ先を載せる
- 1日の100PVほどのアクセスを得る
- 広告はすべて外す
- 20~30記事投稿する
- 1000文字以上のオリジナル記事を執筆する
- ポリシー違反でないことを確かめる
オンライン ビジネス – ウェブサイトの収益化 | Google AdSense – Google
アフィリエイト
成果報酬型の広告を掲載して報酬を得る方法を『アフィリエイト』と言います。
広告を紹介してくれる『ASP(アフィリエイトサービス会社)』というサービスに無料登録したうえで掲載する広告を選びます。
広告から商品購入が発生するように、『ターゲット』や『キーワード』を決めて記事を執筆しましょう。
アフィリエイトは報酬が発生するまでのステップが多いため、そのぶんアドセンスよりも難易度は高めです。
期待する成果を出すためには『ライティングスキル』はもちろん『マーケティング』や『セールス』の知識も求められます。
しかし、1件成約で1万円以上の報酬になる好条件の案件もあるため、上手に活用すると高報酬を目指せる方法です。
純広告
広告という点ではアドネットワークとアフィリエイトと同じですが『掲載すること』で報酬が受け取れるという点で『純広告』は、ほかのタイプとは異なります。
『純広告』を紹介しているASPのようなサービスはありません。上級者向けの収益化方法なので、アクセスが増加して人気が出てきたときに、募集するとよいでしょう。
自身の商品販売
ブログにある程度安定したアクセスが望めるのなら『自分の商品を売って収入にすること』もできます。
独自のノウハウをまとめたレポートや電子書籍、有料メルマガなどは、発送の手間もないので、手軽に販売できるでしょう。
また、ショッピングカート機能を連携させると『ハンドメイド品の販売』もできます。投稿を続けてファンを獲得できれば『完成するとすぐに商品が売れる』という状態も作れるでしょう。
ブログスポンサーについて知ろう
ブログ収入を得るための新たな方法として『ブログスポンサーを得る』という手段が出てきています。スポンサーの定義や、どのような考えのもとに広まりつつあるのかについて解説します。
スポンサーとは
スポンサーとは、広告主のことです。『企業や商品のPR』と引き換えに『資金』を提供してくれる』人や企業を指します。
『ブログスポンサー』の場合には『ブログに広告を貼る』のと引き換えに、ブログ運営者へ資金を提供したり支援したりしてくれる人や企業のことです。
最近まで「ブログ収入と言えばアフィリエイト」というイメージが強くありました。しかし、現在はブログスポンサーの選択肢も受け入れられてきています。
個人スポンサー増加の流れ
ブログスポンサーの中でも増えているのが『個人スポンサー』です。なかでも『トップブロガーが後進を育てる目的でスポンサーになる』というケースが増えています。
「より多くのブログ運営者がレベルアップできるよう支援しつつ、将来的には連携してさまざまな活動をしたい」という願いからできたスタイルです。
今後展開する可能性を含めたスポンサーなので、資金提供のみで終わる関係ではありません。
『資金提供を受けたブログ運営者も、さらにその後進のスンポンサーになる』といった連鎖ができています。『企業を間に入れずに支援する』という点が個人スポンサーの特徴と言えるでしょう。
スポンサーの注意点
個人スポンサーが増えている流れは、ブログ収入を得るという観点から見ると非常に喜ばしい流れと言えます。今後も続けていくために、くれぐれも注意したいのは『ルール違反をしないこと』です。
ルールの順守
ブログスポンサーの中には『有料リンク』になっているものがあります。有料リンクとは、『お金』や『お金と同等の価値のあるもの』を渡して、その見返りとしてリンクを貼ってもらうことです。
リンクされている数が多いほど、インターネット上の検索順位はあがる傾向があります。つまり、有料リンクは『上位表示をお金で買っている』という意味になるのです。
そのため、有料リンクは『Google』の『プログラムポリシー』に違反する行為として禁止されています。
それでもスポンサーを受けるときには、広告主に『広告のリンクURLへ「rel=”nofollow”」を入れてよいか』を確かめましょう。
このタグを入れると、Googleはリンクをカウントしなくなります。有料リンクではなく、純粋なスポンサーだということが示せるのです。
「知らないうちにポリシー違反をしていた」という事態にならないように気をつけましょう。
AdSense プログラム ポリシー – AdSense ヘルプ
スポンサー獲得のポイント
ブログ収入の一つとしてスポンサーを獲得したいと考えているなら、事前にポイントをおさえておきましょう。
すでにスポンサーのいるブロガーはどのような運営をしているのかを調べてみたり、スポンサーになってもらったときに自分は何を返せるのかを常に考えたりしながら、獲得のために行動しましょう。
スポンサーのいるブロガーを参考にする
これからスポンサーを探すなら『すでにスポンサーのいるブログ』を参考にしてみましょう。自分のブログと違う点や「よいな」と思うところがあれば、それを積極的に取り入れます。
スポンサーになって欲しいブロガーがいるなら『そのブロガーにスポンサーされているブログ』をチェックするのが有効です。
どうすればスポンサーになってもらえるかのヒントが、より具体的に発見できます。
何を還元できるのか考える
自分のブログのスポンサーになってもらうと『どのようなメリットがあるか』を具体的に考えることも、スポンサーを獲得するために大切なポイントの一つです。
例えば、テレビ番組のスポンサーなら『CMで宣伝してもらうこと』で、企業の認知度が高まったり、商品が売れたりする効果を期待して資金を提供します。
個人スポンサーを獲得したいなら『その人が欲しいと思うような何か』を還元できるようにしましょう。
例えば、「ターゲット層の違いを利用して、これまでいなかったタイプのユーザーを自分のブログに誘導できます」とアピールすると、個人スポンサーのブロガーにとっては魅力的な提案になるでしょう。
自分から行動する
『スポンサーになってくれたら広告を掲載しよう』『スポンサーなのでブログで紹介しておこう』こうした姿勢では、スポンサー獲得は難しいでしょう。
大切なのは『自分からスポンサーになって欲しい人の喜ぶことをする』意欲です。
日ごろからブログ運営の参考にしている相手なら『相手の記事の内容』や『相手に対する思い』を記事にしましょう。
さらに、面識がある場合は『実際に会ったときのエピソード』も交えて紹介すると、より魅力的に伝えられます。自分から積極的に行動することで、スポンサー獲得につなげられるでしょう。
まとめ
個人スポンサーは、近年ブログ収入の新たな形態として注目されています。
企業の広告ではなく、先輩であるトップブロガーが後輩ブロガーを・スポンサーを受けたブロガーがさらに後輩ブロガーをという『支援の輪』が広まりつつあるのです。
ただし、有料リンクと判断されないように、注意しながら導入しましょう。スポンサー獲得のポイントを参考にして、ブログ収入にスポンサーを活用してみてはいかがでしょうか。